教員名 : 森本 幾子
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授業科目名
日本歴史の流れ
開講年次
1年
開講年度学期
2019年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-SS-112L
担当教員名
森本 幾子
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
男女間や、その他さまざまな人間の社会的関係が歴史的に構築されてきたことを理解するとともに、現代社会に生きるわれわれとの比較を行うことによって、より発展的な歴史的考察力を身につける。
【授業の概要】
歴史教科書の中では、政治・経済・文化の叙述は、男性中心に描かれることが多く、女性の登場回数は、はるかに少ないものとなっている。しかし、現代社会における女性の社会的役割が重要視されるようになって以降、「女性史」「ジェンダー史」が登場し、現在では歴史学の中でも、主要テーマの一つとなっている。本講義では、まず、「女性史」「ジェンダー史」登場の社会的背景を紹介し、一般的な時代区分に従って、それぞれの時代における女性の役割について理解を深め、教科書とは少し異なる視点からこれまでの歴史を振り返る。
【授業計画と授業の方法】
第1回 歴史をみる視点 −女性史・ジェンダー史の背景−
第2回 縄文人の男女観 −ジェンダー考古学− 第3回 集落における女性祭祀(シャーマン)の存在 第4回 『古事記』『日本書紀』成立の背景 −東アジアのなかの「日本」− 第5回 律令国家と女帝(1)−国号「日本」の誕生− 第6回 律令国家と女帝(2)−持統天皇の役割− 第7回 平安貴族のジェンダー 第8回 中世女性の権力 第9回 戦国乱世に生きた女性たち 第10回 大奥の世界 −幕藩体制を支えた女性の組織− 第11回 江戸時代の異性装者(クロスドレッサー) 第12回 遊廓に生きた女性たち 第13回 近代日本の女性たち −政治参加を求めて− 第14回 戦後の高度経済成長と女性の生き方 第15回 総括 −現代社会と女性− テキスト・参考書
毎回講義プリントを配る。
授業時間外の学修
講義を進める中で適宜紹介する。
成績評価の方法と基準
後期認定試験(80%)、講義コメント内容(200文字以上)(20%)として評価する。
備 考
1.毎回配布資料かパワーポイントのいずれかを使用して講義形式で進める。
2.講義プリントをよく読み、予習・復習を行うこと。 3.15回の講義のうち、何度かコメント用紙(200字以上)を記入し、提出する。 4.板書や画面内容の写真撮影は認めていない。 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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