シラバス情報

授業科目名
日本の文学
開講年次
1年
開講年度学期
2019年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-HU-112L
担当教員名
原 卓史
担当形態
単独
【科目の位置付け】
様々な作家・作品に触れ、日本文学の面白さを体感する。
この授業の基礎となる科目
なし
次に履修が望まれる科目
日本文学史
【授業の目的と到達目標】
作者の意図、作者が何を考えて作品を書いたのか、といった視点から離れて、柔軟かつしなやかな読解が出来るようになっているかを、授業の到達目標とする。
【授業の概要】
日本の短編小説を読む。平成から明治時代にかけて、原則として時代を遡りながら講読していく。作者の意図、作者が何を考えて作品を書いたのか、といった視点だけではなく、様々な読みの可能性を探る。小説を読むこととは、内容だけではなく、形式や語り(手)にも注目することだということを、授業を通して学ぶことを目的とする。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 ガイダンス 授業方針の説明
第 2回 村上春樹「タクシーに乗った男」
第 3回 よしもとばなな「バブーシュカ」
第 4回 江國香織「水の輪」
第 5回 町田康「一言主の神」
第 6回 角田光代「ふたり」
第 7回 森茉莉「贅沢貧乏」
第 8回 深沢七郎「楢山節考」
第 9回 円地文子「歌のふるさと」
第10回 織田作之助「人情噺」
第11回 久生十蘭「猪鹿蝶」
第12回 宮沢賢治「ひかりの素足」
第13回 江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」
第14回 谷崎潤一郎「秘密」
第15回 まとめ
テキスト・参考書
授業時に配布するプリント。
授業時間外の学修
適宜紹介する。
成績評価の方法と基準
授業の到達目標に挙げたことがどこまで達成できたかを見る。毎回授業時間内にリアクションペーパーを作成し、提出したものを評価する(75%。文章力も評価対象とする)。第十五回目の授業時間内にレポートを課す(25%)。授業中の私語、携帯・スマホいじりなどは、氏名・学籍番号を確認の上、退出を命じる場合がある。その場合は、それ以降の授業への出入りを禁じる。もちろん単位認定はしない。
備  考
配布プリントを予習として、また復習としてしっかり読むこと。
必要に応じて意味や、文化的な背景を調べることも必要であろう。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
2016年度から、この授業科目を担当している。