教員名 : 邵 忠
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授業科目名
品質管理論
開講年次
2年
開講年度学期
2019年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
担当教員名
邵 忠
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
戦後日本企業内及び企業間で展開された全社的品質管理活動を理解し、生産現場における品質管理の7つ道具や品質管理の基礎知識などを勉強させ、品質管理の技術と技法を生産実践の中に活用できることを目標とする。
【授業の概要】
品質管理の歴史及び戦後に始まった日本的品質管理の実践を通じて、品質管理の日本経済の発展への貢献とその重要性を理解させ、企業内全員参加の「全社的品質管理(TQC)」と「統計的品質管理(SQC)」を中心に講義する。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 授業のガイダンス
第 2回 品質と管理の概念:製品の質だけではなく、量も重視し、管理サイクルと計画機能など 第 3回 品質管理の定義:工程に品質を組み込み、全社的品質管理など 第 4回 品質管理の歴史:戦後日本の品質管理の歴史を概観する 第 5回 品質問題の諸元(1):品質問題としての品質欠陥・事故・事件、品質のコストなど 第 6回 品質問題の諸元(2):品質情報・意識、PL法と国際規格ISO9000など 第 7回 統計的品質管理(SQC)の基礎:平均の意義、標準偏差(σ)、確率分布など 第 8回 中間試験 第 9回 日本の全社的品質管理(TQC): QCストーリとQC7つ道具によるQCサークル活動の展開など 第10回 品質管理の7つの道具:チェックシート、パレート図 第11回 品質管理の7つの道具:ヒストグラム、特性要因図 第12回 品質管理の7つの道具:管理図、散布図 第13回 品質管理の検査と抜き取り検査:検査と抜き取り検査の違い、抜き取り検査の利点 第14回 品質管理の抜き取り検査:抜き取り検査の詳細 第15回 これからの品質管理:全社的品質経営への発展及び諸課題 第16回 期末試験 テキスト・参考書
プリント配布
授業時間外の学修
奥村士郎著「品質管理入門テキスト」日本規格協会
成績評価の方法と基準
試験、レポート提出と授業態度で判定する。
備 考
配布したプリント及び参考書を予習し、復習の一環として課題を出す。また小テストを実施。
担当教員の実務経験の有無
〇
実務経験の具体的内容
次の経歴・経験を持つ教員による授業
・セメントや大型陶板プラントの建設や試運転に携わった経験 ・家電のプリント基板の製造現場での品質検査の業務に携わった経験 ・自動車用板ガラス加工品の業界検査委員として、検査実施に参加した経験 ・自動車や家電及びアバレル生産ラインなど多数の現場調査の経験 |