教員名 : 南郷 毅
|
授業科目名
統計学2
開講年次
2年
開講年度学期
2019年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-CS-202L
担当教員名
南郷 毅
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
統計学1、基礎数学1(微分・積分)
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
この授業では、推測統計をテーマにします。推測統計とは、標本から母集団の様相を推測するための知識の体系です。推測統計を学ぶことにより、少数のデータ(標本)から全体(母集団)について、何が主張できるのか、どの程度の信頼度を持って主張できるのか、などについて議論できるようになります。また、意味を理解した上で、表計算ソフト・統計ソフトを使えるようになります。
この授業では、推測統計の考え方や基本的な手法を理解し、実際に手を動かしてそれらを活用できるようになることを目標とします。 【授業の概要】
統計学1の続きです。確率からはじめて、各種分布、平均や分散の推定や仮説の検定などについて学びます。
基本的な数学記号(Σ,関数記号など)の意味や取り扱い、基礎数学1、統計学1の履修を前提とします。 授業中に簡単な問題を解く時間を設定し、学生が自分自身で理解状況を確認できるようにします。 毎回の授業に対して、学習内容を深めることを目的とした演習課題を付与します。この演習課題に取り組めば、目標は十分に達成できます。 【授業計画と授業の方法】
第 1回 授業の進め方、前提知識の確認、確率の計算
第 2回 確率変数の平均と分散 第 3回 2項分布、ポアソン分布 第 4回 指数分布、正規分布 第 5回 2次元確率ベクトル 第 6回 2次元確率ベクトル、多変量確率変数 第 7回 標本抽出、標本平均と標本分散 第 8回 標本分布 第 9回 中間のまとめ演習 第10回 推定量とその性質 第11回 平均の区間推定 第12回 分散の区間推定、比率の推定 第13回 検定の手順、平均の検定(母分散が既知の場合) 第14回 平均の検定(母分散が未知の場合)、分散の検定 第15回 分散の検定、比率の検定 テキスト・参考書
稲垣宜生・吉田光雄・山根芳知・地道正行 共著、『データ科学の数理 統計学講義(第4版)』、裳華房、2018年
授業時間外の学修
成績評価の方法と基準
期末試験(50%)、演習課題の実施状況(30%)、中間のまとめ演習(20%)で評価します。
備 考
事前にテキストの該当箇所に目を通して下さい。演習課題は手計算と表計算ソフトの両方で解くとよいでしょう。
担当教員の実務経験の有無
×
実務経験の具体的内容
|