シラバス情報

授業科目名
特別演習2
担当教員
前田 謙二
開講年次
2年
単位数
2.00単位
学 期
2019年度後期
区分
週間授業
この授業の基礎となる科目
憲法などの法律科目や簿記論などの会計科目
次に履修が望まれる科目
租税論や税務会計論
【テーマ】
国際的な課税のルールの理解と問題点の理解
【授業の目的と概要】
【目的】
経済の国際化・IT化に伴い、外国との取引や人的交流が今後益々増加すると思われます。
このような状況において、現状の税法がどのようなルールを規定しているのかを理解することは重要になってきます。また、企業等の多国籍化の方が法律の整備よりも早く進んでいますので、税法上色々な問題が生じています。これら未解決な問題を理解し、自分で考えるようになれることを目的とし、その前提となるリーガルマインドを身に着けてもらうことにも配意します。1つでも多く新しい気づきを見つけてもらうことに重点を置きますので、税法の知識を体系的に習得することは目指しません。

【概要】
法律の基礎であるリーガルマインドを理解するために、判例の読み方、裁判の仕組み、税法と憲法との関連など基礎的な項目からスタートします。その後、国際的な課税のルールの理解に進み、今現在の税法上の問題点について一緒に考えていきます。
対話式で進めていきますので、積極的に参加してください。
自分の興味のある項目などを見つけて、最後にレポートを作成してもらいます。
【授業の到達目標】
自分で問題点を発見し、未解決な問題を考え続けることができるようになります。また、自分の考えを論理的に組立て、文章で表現できるようになります(法的三段論法)。
テキスト
レジメ等を配布します。
参考書
適時指示します。
成績評価の基準等
発言(70%)やレポート(30%)で総合的に評価します。
予習・復習へのアドバイス
必要な税法の知識は事前に提供しますので、その知識をベースに自分で考えて、積極的に発言してください。あまり、予習や復習には負担をかけませんので、自分で興味のある部分に関しては、どんどん深く学習してください。その場合の学習の方法等はご相談いただければ対応いたします。
備  考